
この日は別府温泉まつりで無料開放、来訪者で賑わっていた。浴室はコンパクト。浴槽は5人ほどが限界で、番台に座った20歳代の女性がコントロールしていた。

浴室はベージュと白でまとめられ、落ち着いた風情。浴室の隅には枡が設けられ、湯量と湯の開閉が調節される。再建されても別府ならではの仕組みは残されていた。
自家源泉。無色透明で無臭、癖のない素直な印象の湯だ。常連の方によれば今日の湯温は低いとのこと。同感だった。


浴舎の前には足湯が設けられている。「お福の足湯」と名付けられている。気軽に温泉を楽しめるようにとの気遣いだろう。足湯の壁に細かい飾りタイルが貼られている。

描かれているのは金魚のようだ。近所の方によれば、戦後間もない頃に北九州で焼かれたもので、ある人が大切に保管していたとのこと。貴重らしい。
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別府温泉 梅園温泉
別府市元町541-3
単純温泉
46.3℃
シャンプー類なし ドライヤーなし
内湯
300円
11:00~23:00
2019/4/4