明礬温泉 鍋山の湯

明礬温泉の側から入る鍋山への道は、途中からジャリ道です。時間にして5分ほどでしょうか、意外に近いと感じました。行けるところまで車で行くと、右端の写真のような構造物が目に留まります。車で行けるのはここまでです。ここからは歩きます。



10分ほど登ると硫黄の臭いが漂いまじめます。岩が黄色く変色していたり、ところどころから勢いよく湯気が上がっています。まるで小地獄です。上り詰めたあたりに写真のような浴槽があります。



浴槽は3つ、入れそうなのは1つです。洗面器もあります。湯は程よい湯温、白濁しています。小雪が舞うこの日、人の気配は全くありませんが入るかどうか迷いました。が、思い切って脱ぎました。



浴槽の底には灰の泥が堆積していて、足は泥だらけです。浴槽からは遠く別府の町並みが見えます。いい眺めです。硫黄の嬉しい臭いと程よい湯温、自然と人の共同作品です。外気温がもう少し高ければ、泥を体中に塗って、パックをしてみたところでした。

整備されたと露天風呂とは異なる野湯、鍋山の湯は新しい温泉のありようを教えてくれました。


明礬温泉 鍋山の湯(野湯)
別府市明礬温泉
硫黄泉?
無料
24時間
2005/12/7