観海寺温泉 いちのいで会館

別府公園やべっぷアリーナへつながる県道52号からファミリーレストランを目印に西方へ折れ、住宅街を進む。道は朝見川に達し三叉路となる。
橋を渡り、市有雲泉寺泉源タンクを左に見ながら急な登り坂で狭隘な道を突き当りまで進むと、ブルーシートで覆われた櫓が目の前に迫る。



側にある木造二階建ての建物がいちのいで会館だ。階段を上がり靴を脱ぐ。廊下を進むと畳敷きの部屋が待つ。
メニューはシンプル。9月から4月は団子汁定食のみが提供される。5月から8月は松花堂弁当となる。入浴料込みで1500円だ。入浴後に料理をいただく。
偶数日は男性が景観の湯、女性は金鉱の湯だ。




テレビ局の撮影が終わるのを待ち、スリッパに履き替え景観の湯を目指す。冷たい風が吹く。
景観の湯は露天風呂である。そのスケールに驚く。別府の市街、海を一望できる。




浴槽は三つに分かれている。プールのように深く広い主浴槽と岩で組まれた浴槽が二つ用意されている。主浴槽とひとつの岩風呂がブルー色を見せる。




気にとまる臭いはなく、思いのほか素直な肌印象だ。注がれる湯は激熱だが、浴槽では適温からやや温めといった印象。時よりそそぐ陽光を受けると、ブルーはなおさら輝きを増すように見える。
洗い場は見当たらない。湯を楽しむことのみが提供されているようだ。



湯上りの団子汁定食はボリュームがあった。温泉とセットで1500円に納得。
空模様が気になりながらも、北浜の宿から徒歩で訪れた甲斐があった。


観海寺温泉 いちのいで会館
別府市上原町14-2
0977(21)4728
ナトリウム-塩化物泉
100℃
シャンプー類なし ドライヤーなし
露天
1500円(昼食付き)
11:00~17:00(土日は10:00~)
偶数日/男:景観の湯/女:金鉱の湯
奇数日/女:景観の湯/男:金鉱の湯
2015/2/8