市の原温泉

鉄輪温泉から国際観光港へ至る国道500号の途中から少し入り、少し進むと左手に古びた倉庫のような建物が目に飛び込みます。「おたふくわた」の看板が一番の目印です。



斜め向かいの小さなコンビニで入浴チケットを購入します。これをもって白い引き戸を開けます。右側が男湯、左側が女湯です。
先客一人、上がられていました。何ともシンプルなコンクリート製の浴槽、洗い場は切り出した石が敷き詰められています。手作り感が残る造りです。何故かホッとします。透明な湯は加水され適温に調整されています。手にすくってみると極弱いしょっぱさを感じ取れます。



時間の流れが止まり、昭和30年代へタイムスリップしたような感覚に包まれます。こんな温泉がきちんと守られていて、よそ者にも開放していただいていることに心から感謝です。


市の原温泉
別府市新別府7組
ナトリウム塩化物泉(弱食塩泉)
200円
7:00~22:00
2008/3/20